10・04『打点』打点の記録
(a)バッターがヒット、犠牲バント、犠牲フライ、または内野のアウト及び野手選択によってランナーを得点させるか、あるいは満塁で、四死球、妨害(インターフェア)及び走塁妨害(オブストラクション)によってバッターがランナーとなったために、ランナーに本塁が与えられて得点が記録された場合には、バッターに打点を与える。
 (1)ランナー無しのとき、バッターがホームランを打てば、打点1を記録する。またランナーを置いてバッターがホームランを打てば、ホームランでランナーとともにあげた得点の数と等しい打点を記録する。
 (2)無死または1死で、バッターの打球に対して失策があったとき3塁ランナーが得点した場合は、その失策がなくてもランナーは得点できたかどうかを確かめ、失策がなくても得点できたと認めればバッターに打点を与える。
(b)バッターがフォースダブルプレイまたはリバースダブルプレイとなったゴロを打ってランナーを本塁に迎え入れても、そのバッターには打点は与えられない。
(c)バッターがフォースダブルプレイとなるようなゴロを打ち、第一アウトが成立した後、1塁(または1塁以外の塁)での第二アウトに対する送球を野手が捕らえ損じたために、その野手に失策が記録されたときにランナーが得点しても、そのバッターには打点は与えられない。
(d)野手がボールを持ちすぎたり、あるいは塁へ無用な送球をするようなミスプレイの間にランナーが得点した場合に、記録員がバッターに打点を与えるかどうかは、次の基準を参酌して決定する。
 すなわち、このようなミスプレイにもかかわらず、この間ランナーが走り続けて得点した場合には、バッターには打点を記録するが、一旦止まったランナーがこのミスプレイを見た上で走り直して得点した場合には、野手選択による得点と記録して、バッターには打点は与えられない。