10・12『ダブルプレー・トリプルプレー』
 ボールがピッチャーの手を離れてからボールデッドとなるまでか、あるいは、ボールがピッチャーの手に戻ってピッチャーが次の投球姿勢に移るまでの間に、途中に失策またはミスプレイ(失策と記録されない)がなく、2人または3人のプレーヤーをアウトにした場合、このプレイ中に刺殺または捕殺を記録した各野手には、ダブルプレイまたはトリプルプレイに関与した旨が記録される。
「付記」ボールがピッチャーの手に戻った後であっても、次の投球姿勢に移るまでに、アピールプレイによって先のアウトに引き続いてアウトが成立した場合も同様、ダブルプレイまたはトリプルプレイが成立したものとみなす。
「注1」定められた期間内に2つのアウトがあっても、双方のアウトに関連性がないときには、ダブルプレイとはしない。つまり、第1プレイの刺殺者が第2プレイの最初の捕殺者とならない限り、ダブルプレイとはならない。トリプルプレイの場合も同様である。
「注2」例えば、ランナー1塁のときバッターが1塁にゴロを打ち、打球を捕った1塁手は遊撃手に送球した。これを受けた遊撃手は2塁に触れて1塁ランナーをフォースアウトにし、さらに1塁手に転送してバッターも1塁でアウトにした。このダブルプレイにおいて、1塁手と遊撃手とは、それぞれ捕殺と刺殺とを1個ずつ記録しているが、ダブルプレイに関与した数に関しては、各1個を与えるにすぎない。