3・03『プレーヤーの交代』
 プレーヤーの交代は試合中ボールデッドのときなら、いつでも許される。代わって出場したプレーヤーは、そのチームの打撃順に従って、退いたプレーヤーの順番を受け継いで打つ。いったん試合から退いたプレーヤーは、その試合には再び出場することはできない。
 守備側チームのプレーヤーが2人以上同時に代わって出場したときは、その代わって出場したプレーヤーが守備位置に着く前に、監督は直ちにそのプレーヤーの打撃順を球審に示し、球審はこれを公式記録員に通告する。通告がなかったときは、球審は代わって出場したプレーヤーの打撃順を指定する権限を持つ。
「原注」同一イニングでは、ピッチャーが一度ある守備位置についたら、再びピッチャーとなる以外他の守備位置に移ることはできないし、ピッチャーに戻ってからピッチャー以外の守備位置に移ることもできない。ピッチャー以外の負傷退場した野手に代わって出場したプレーヤーには、5球を限度としてウォームアップが許される。(ピッチャーについては、8・03参照)
「注」アマチュア野球では、試合から退いたプレーヤーが、ベースコーチとなることを認めることもある。